今回は、前回に引き続き、Web3の土台であるブロックチェーン&スマートコントラクトについて解説していきます説明していきたいと思います。
前回のブログ「Web3とは何か?(その1)Web3の構成」はこちらをクリック
スマートコントラクトとは
「スマートコントラクト」とは、ブロックチェーン上に保存された「事前に決めた契約を自動で実行するプログラム」のことです。
例えば、「自販機にお金を入れたらジュースが出てくる」ように、事前に決めた契約条件に基づいて、自動で実行される仕組みをスマートコントラクトと言います。この仲介者なく契約がスムーズに実行される仕組みが、Web3の根幹となっています。
・お金を入れてボタンを押す = 契約条件
・ジュースが出る = 契約の自動実行
⇒この仕組みがスマートコントラクト。仲介者なく契約がスムーズに実行される。
【スマートコントラクトとブロックチェーンの関係】
スマートコントラクトが取引の処理を行い、ブロックチェーンに取引データの記録を行います。
Web3で使われるブロックチェーン
ブロックチェーンは、現在、世界中に数多くの種類が存在し、それぞれ異なる目的や独自の特徴を持っています。
Web3で使われるブロックチェーンは、「Ethereum(イーサリアム)」などのスマートコントラクト機能を持つブロックチェーンです。
Ethereumの最大の特徴は、独自にスマートコントラクトを開発できる「プラットフォーム」である点であり、多くのユーザーが使用しやすい仕様となっています。
Web3の土台とは
Web3は仲介者なくユーザー間で価値の交換ができることを特徴しており、それを支えている技術が透明性が高くオープンで改ざんが困難なネットワークと、そのネットワーク上で契約を自動で実行するプログラムです。
つまり、Web3の土台とは、ブロックチェーン&スマートコントラクトです。
具体的には、これらを兼ね備えた「Ethereum」などのスマートコントラクト機能を持つブロックチェーンが土台となります。
そして、このWeb3の仕組みが、金融機関などの仲介者を不要にすると言われています。マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツも「銀行機能も必要だが、今ある銀行は必要なくなる」と言っているように、銀行などの金融機関や証券会社は、今まさに必要性を問われています。このため、メガバンクや大手保険会社なども生き残りをかけてWeb3参入の動きを見せています。
次回は、ブロックチェーン&スマートコントラクトを土台とする、「DAO(ダオ)」と呼ばれる分散型自律組織について解説していきたいと思います。
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